自分に自信がない……そう悩む人には内面に特徴があります。つまり、自信がない人の特徴から脱却できれば、自然と自分に自信がつくのです。「もっと自分に自信を持ちたい」と思う方は、是非ここで紹介する『自信がない人の特徴』を自分から失くし、『自分に自信がない人への対処法』を生活の中に取り入れてみてください。きっと、以前より自分を好きになるはずです。
自分に自信がない人の7つの特徴

まずは、自分の自信がない人に共通する7つの特徴を紹介します。これらの特徴からなるべく当てはまらないように、意識していきましょう。
自分に自信がない人の特徴①:周りの人と比べて落ち込みがち
自信がない人は、他の人と比べて劣っているように感じてしまいがちです。比べることは必ずしも悪いことではありません。周りと比較検討して、自分の立ち位置や強みを見つけることもできます。でも、自信が持てない方は視野が狭く、ごく一面だけを見て上・下とジャッジしてしまいがちです。
- Aさんは私よりスタイルがいい
- Bさんは私より明るくて友達が多い
- Cさんは実家がお金持ちで有名学校に進学して学歴が高い
- Dさんは大企業に勤務していて私より年収が高い
容姿や性格、学歴、家柄、年収、こういう項目で比較すれば上下の序列が付きます。
自分に自信がないと「私よりスタイルがいいから、あの人は私よりも上」と考えるかもしれませんね。でも、ある人にとっては、「食事制限をしてスタイルをキープしている人よりも、気軽に誘えるあなたのほうが良い」と考えるかもしれません。
どっちが良いかは人それぞれ。そんなことはわかっているはずなのに、どうしても自分と人を比べて自ら劣等感を抱きにいってしまいます。周りの人と比べて落ち込みがちな人は、自分から落ち込みに行っているんですよ。
自分に自信がない人の特徴②:自分の長所より欠点に注目する

誰にでも長所はあります。でも、自分に自信が持てない人は、自分の長所には目を向けません。むしろ、苦手なことや出来ないことばかりに注目してしまいがちです。
Aさん「私なんて頭もよくないし、スタイルもよくないし、いい所がない」
Bさん「でもAさんは人当たりがよくて接客コンテストで表彰されたじゃん」
Aさん「そんなあんなの大した賞じゃないよ」
せっかくの長所を「たいしたことがない」と思ってしまいがち。
子ども時代に「苦手を伸ばす」「苦手を克服」と先生や親から口酸っぱく言われたかもしれません。それは、学生時代のテストが、95点の科目を100点満点にするより40点の苦手科目を60点に伸ばすほうが簡単だからです。
しかし、テストと違って大人になってからの長所は、100点満点ではありません。200点にも10000点にも伸ばせます。先程の例なら、接客コンテストで表彰されるぐらいの人です。もっとその長所を伸ばしたら、1つの大きな才能や魅力になるでしょう。でも、自信がないとその視点がありません。自分の長所よりも他人の長所や、自分の短所により強く目を向けてしまいます。
自分に自信がない人の特徴③:褒められても喜ばない

自分に自信がない人は褒められても「いやいや、そんなことないですよ」と否定してしまいがちです。誉め言葉を受け取るのが、下手です。せっかく認めてくれた人も、喜ばないどころか否定されたら「余計なこと言っちゃったのかな」と思うかもしれません。
また、自信がない人は「どうせ私なんて」のようなネガティブな言葉をよく言います。心当たりがあるのなら、まずネガティブな言葉を減らす意識を持ちましょう。それだけで周囲に与える印象は大きく変わりますよ。
自分に自信がない人の特徴④:完璧主義

「あの人は完璧主義だから、自分に自信があるんだろう」と思われる機会も多いのですが、事実は逆です。完璧主義の人ほど、自分に自信を持ちにくいものです。完璧主義なため、自分の欠けているところばかりに目が行きがちだからです。また、考えすぎてしまうため、決断や行動が苦手な特徴もあります。
たとえば、「今の会社では、実績を積みにくいから転職しよう」と思ったとします。すぐ動ける人は、数カ月後には転職しているでしょう。
しかし、完璧主義の人は、完璧な履歴書や職務経歴書を作ろうとします。履歴書作りに何カ月どころか、何年も使うケースもあります。その間は、もちろん転職は先延ばしです。また、転職先に求める理想も高いため、転職先探しに大量の時間を使います。きつい言い方をすると、度を越した完璧主義は『行動をしない言い訳』のように見えてしまいます。
自分に自信がない人の特徴⑤:自信がない人は周りの目を気にしすぎる

自信がない人は周りの評価を気にします。自分の判断で決めて失敗するのが怖いので、他の人に判断を委ねてしまう人も少なくありません。「失敗した」と思われたくないのです。
また、何かやる前にすぐ検索してしまう人も多いです。ネットでの他人のレビューばかり気にする人は要注意。すでに「自分で選んで失敗したくない」……その気持ちがすでに強く現れています。
もちろん、ネット上の口コミやレビューに100%ポジティブ評価のモノはほとんどありません。どれだけ一般的評価が高いものでもネガティブな意見はあります。すると、ネガティブな評価ばかりに目が行くため、結局ものを買えません。結果、インプットの少ない人生を歩むことになります。
自分に自信がない人の特徴⑥:自信がない人は失敗を極端に怖がる

自信がない人は年齢のわりにいろんな人との摩擦を経験していない方が多いです。例えば、恋愛です。お付き合いの経験が少ないだけではなく、告白した経験や合コンを企画した経験がないことも多いでしょう。
何故なら、告白や合コンを企画することは勇気がいるからです。また、ここでも「失敗したくない」の気持ちが強く働きます。
告白はうまくいかないかもしれません。デートに誘っても応じてもらえないかもしれません。合コンも主催者は面倒くさいことも多いです。また、合コンを企画して、人数が集まらなかったり盛り上がらなかったら『失敗』と受け止めてしまうのでしょう。
でも、恋愛を通じたこれらの経験は、非常に大きな人生経験です。恋愛や人間関係に年齢制限はありません。今からでも自分の恋愛や人間関係にもう少し正面から向き合うと良いでしょう。「積極的になったことがないから、積極的になってみよう」くらいの気持ちを持てたら、あなたの人生は一変しますよ。
自分に自信がない人の特徴⑦:やったことがないことを行動しない言い訳に使う

「やったことがないからできません」……自信がない人はこんな風に考えます。「え?やったことがないなら、自信がないのは当たり前じゃないの?」って思われるかもしれませんね。しかし、その考えではいつまでも良くて現状維持。いつも無難に似たような服を買い、いつも同じことを繰り返し、現状維持バイアスが強すぎるのです。
現状維持以上を求めるのなら、やったことのないことをやるしかありません。非常に簡単な理屈です。この理屈は理解できるのに、自分の実生活になると「やったことがないからできません」と考えてしまいます。
「やったことはないけれど、やってみよう」……こう考えられる機会を増やしていきましょう。あなたの人生がより豊かになるだけでなく、自分に自信が持てるようにもなります。
自分に自信がない人の対処法

続いて、自分に自信がない人への対処法を2つ紹介します。
自信がない人への対処法①:メタ認知を高める
メタ認知とは自分を俯瞰して客観的に見つめていること。「自らの認知を認知していること」です。
「自信がなくて自分なんてダメだ」と感情に飲み込まれている状態と「今は落ち込んで自信が持てなくなっている」と自分を客観視できている状態は似ているようで全く異なります。
例えるなら、スマホに顔を近づけすぎて、画面に書いてある文字が見れない状態。それが、感情に飲み込まれている状態です。スマホの画面とある程度の距離を置かないと、画面に表示されている内容が見れませんよね。
逆に、メタ認知が高い人は、自分の感情と距離感を保つことができます。「あー、自分はちょっとイライラしているな、なんでだろう?そういえば、昨日会社の先輩に言われた一言にちょっとイラっとしたな……」と考えることができる状態です。そのため、柔軟性があり冷静な対応ができます。まずは、このメタ認知が高い状態を目指しましょう。
自信がない人への対処法②:過去の自分と比べて成長を感じる

自信がない人は、他人と比較して落ち込みがち。そうではなく、過去の自分と比べて成長したことを探すようにしましょう。過去からの変化の積み重ねが、大きな成長につながるのです。
昔と比べて出来るようになったことを、数えてみてください。きっとたくさんあるはずです。記録を付けていくと自分の成長をより感じやすくなるので、おすすめです。
自分に自信がない人の特徴と対処法:まとめ

自分に自信がない人の多くは、自覚があるでしょう。そして、「自分に自信を持ちたい」と願っているはずです。自分を変えるなら早いほうが良いのは間違いありません。
いきなり理想の自分になるのは無理ですが、少しずつ理想に近づくのなら必ずできます。まずは、自分に自信が持てる……そんな理想の自分になるための第一歩を踏み出してみてください。一歩めが踏み出せたら、二歩め三歩めはそう大変ではなくなりますよ。