もしもあなたが「幸せになりたい」と願うのならここで紹介する『幸せ貯金』を試してみてください。費用はかかりません。毎日数分の時間を『幸せ貯金』にあてれば、今よりも明るい毎日を過ごせるようになります。
Twitterで『幸せ貯金』を検索してみよう

SNS上では頻繁に目にする『幸せ貯金』ですが、普段SNSをやらない人には聞き慣れない言葉かもしれません。『幸せ貯金』とは、嬉しかった出来事をなんらかの形でメモしておくことです。
自分のメモ代わりにSNSへ投稿している人も多いため、とくにTwitterではほぼ毎日のように『幸せ貯金』に関するツイートを目にします。
一度、Twitter上で『幸せ貯金』と検索してみてください。いかに多くの人がすでに『幸せ貯金』を実行しているのか、よくわかります。わかりやすいように実際に投稿されたツイートを紹介するのでご覧ください。
「もらったチョコが美味しかった」も「好きなタレントがテレビに出ていた」も、他の人から見れば些細なことかもしれません。でも、当人が心から嬉しいのは理解できるでしょう。
このような自分だけの幸せを文字に残しておくのが『幸せ貯金』です。文字にして残しておけば、しばらく時間が経っても当時の記憶を思い返しやすくなります。
人はネガティブな記憶ばかり残してしまう

さて、何故文字にして残す必要があるのでしょうか?覚えていればいいこと。そう思いませんか?
その答えはとても理にかなったものです。実は、人の脳にはネガティブな記憶ほど鮮明に残しやすい特徴があります。心理学の世界では「ネガティブ・バイアス」と呼ばれており、私たちは意識しないかぎりポジティブな記憶ほどすぐに忘れ、ネガティブな記憶はいつまでも覚えているものだそうです。
人の脳は公平ではない
だから、仮に『いいこと』と『よくないこと』がちょうど半々ずつ経験する人がいたら、しばらくするとその人は「最近、よくないことばかり起こる」と考えるようになります。
すると、自分を不幸だと感じ、落ち込みやすくなり、性格も暗くなるでしょう。物事に対するチャレンジ精神まで失われてしまうかもしれません。いずれにしても、あまり良い傾向ではないです。
もしも私たちの脳が『いいこと』も『よくないこと』も公平に覚えていたら、もっと前向きな気持ちで生きられる人も多いのではないでしょうか。
『幸せ貯金』のやり方

『幸せ貯金』のやり方は簡単です。どのような形でも良いので、「幸せを感じた出来事」や「嬉しかった出来事」を文字にして書き残しておくだけ。
『幸せ貯金』に使うツール
前述したようにSNSに投稿するのも良いでしょう。手書きのメモでもスマートフォンのメモ機能を利用しても良いです。また、最近では『幸せ貯金』を行うためのアプリもリリースされているので、アプリの利用もおすすめです。
大事なのは、あなたが続けやすいツールを選ぶこと。普段ペンを握らない人が「せっかくだから」と意気込んで手書きメモに挑戦しても続きません。頻繁にスマートフォンを触る人ならスマートフォンのメモやアプリを利用するべきです。誰に見せるものでもありません。あなただけがわかれば良いのです。
辛いときに『幸せな記憶』を思い出す
幸せ貯金を続ければ、「最近、よくないことばかり起こる」と落ち込んでしまったときに『幸せな記憶』を思い出せます。『幸せな記憶』を思い出せば「よくないことばかり起こる」は勘違いだったとわかるでしょう。「自分にもたくさんの『いいこと』があったのに、忘れていただけだった」と。
『幸せ貯金』をたくさん貯めるためのコツ

『貯金』と呼ぶくらいですから、なるべく多く『幸せを感じた出来事』を記録していくのが理想です。
そのためには、『幸せ』のハードルをグッと下げるのがポイント。ちょっとでも「嬉しい」と感じたことはすべて貯金の対象にしてしまいましょう。たとえば、以下のような出来事でも(人によっては)十分に『幸せ貯金』の対象になります。
- 適当に入った定食屋さんが美味しかった
- 学生時代の友人から久しぶりに電話がかかってきた
- 片想い中の人から優しく話しかけられた
- 帰り道に見た夕焼けが綺麗だった
- いつも混んでいる電車が空いていて座れた
あえて「人によっては」と断ったのは、あなた自身が嬉しく感じなければ意味がないからです。ただし、くれぐれも『幸せ』のハードルを上げ過ぎないようにしてください。ハードルを上げ過ぎると、メモすることが何もなくなります。
『幸せ貯金』をすると自分のことがよくわかる
『幸せ貯金』がある程度貯まったら、過去のメモを見返してみましょう。すると、あなただけの『幸せを感じる傾向』が見えてきます。
たとえば、食べ物のことばかりメモしてあったら「私は食べるのが好きなんだ」とわかるでしょう。人との交流ばかりメモしてあったら、あなたは人間が好きなんだとわかります。
今まで気づかなかった自分の好みに気づけるのも、『幸せ貯金』のメリットの1つです。自分の好みを知れば、「好きなものに触れられる機会を増やそう」と自分から積極的に幸せに近づくこともできます。
自分の幸せに気づくために

「最近、ついていないな」とか「私には不幸な出来事ばかり起こる」と悲観的に考えている人は、是非『幸せ貯金』を試してみてください。
あなたの周りにも日常的に『幸せな出来事』が起こっていることがわかります。幸せになるために……まずは身近な幸せに気づくことから始めていきましょう。