現在世界的に注目を集める「マインドフルネス」をご存知でしょうか?
マインドフルネスは約40数年前、禅の瞑想を実践していたジョン・カバットジン博士により「マインドフルネスストレス低減法」として、ストレス軽減や慢性疼痛の低減を目的に紹介されました。
マインドフルネスの有効性が科学的に証明されたことをきっかけに世界的なマインドフルネスブームが起こり、日本でも多くの方々にストレスの低減や集中力の向上などに役立つ方法としてマインドフルネスが注目されています。
さて、現在はマインドフルネス関連の書籍が数多く出版されています。しかし、どれを読んだらいいかわからない方も多くいらっしゃるでしょう。そこで、あまり専門的すぎず、初心者の方々も気軽に手に取り理解を深められるマインドフルネス関連本を厳選して6冊ご紹介します。
気負わずに簡単で取り入れやすい絵本のようなマインドフルネス本2冊

瞑想を始める人の小さな本 クヨクヨとイライラが消えていく「毎日10分」の習慣
パトリツィア・コラード 著 Lurrie Yu 訳
プレジデント社 発行
気軽に、そして簡単にマインドフルネスについて知りたい方におすすめの本です。「敷居が高い」と思う方にも、きっと気軽に手に取っていただけるでしょう。かわいい挿絵にホッと肩の力が抜け、優しい言葉で簡潔に書かれているため、気負わずに読むことができます。
難しい説明はなく「今この瞬間を味わう」「ありのままを受け入れる」「大切なものと向き合う」「ありのままの自分でいる」「感謝の気持ちと思いやりを持つ」といった、マインドフルネスに重要なことを様々な瞑想やエクササイズとして紹介しています。このかわいらしい本が、あなたの心を和らげ、マインドフルネスを日常に取り入れるきっかけになるかもしれません。

ジョセフ・ペアレント ナンシー・ペアレント 著 和波雅子 訳
KADOKAWA 発行
かわいいプーさんや森で暮らす仲間たちのイラストが満載の、物語を読みながらマインドフルネスを知ることができる本です。 日常生活でのマインドフルネスの実践の仕方をプーさんの一日を通して理解することができ、さらにマインドフルネスの実践方法や考え方について著者のコラムでより理解を深められます。
マインドフルネスの「気づき」とともに大切な「優しい視点」や「思いやり」もプーさんの在り方から学べるでしょう。心が疲れているときにも心を和らげ癒してくれる……そんな優しさに溢れた本です。
ビジネスパーソンや疲労感を取り除きたい方におすすめの脳科学の視点から見たマインドフルネス本

世界のエリートがやっている 最高の休息法 ―「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
久賀谷亮 著
ダイヤモンド社 発行
「何もしていないのに、疲労感が抜けない」「思考が止まらず、考え続けてしまう」「頭と心を休ませたい」といった方に、科学的な視点から説明をした本。米イェール大学医学部の精神神経学科で先端脳科学を研究し、現在はマインドフルネス認知療法などを取り入れた治療をおこなっている医師である著者の裏付けに基づいた信頼できる本です。
「難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、とてもわかりやすく第一章で簡潔にマインドフルネスの実践方法を紹介し、その後は物語として分かりやすくマインドフルネスについて書かれています。まるで小説を読むようにマインドフルネスを理解できます。
豊富なイラストで理解ができるマインドフルネス瞑想の本

有光興記 監修
講談社 発行
長い文章を読むのが苦手な方におすすめの本です。マインドフルネス瞑想の基本からマインドフルネス瞑想のしくみ、実践方法や日常への活かし方、うまくできないときの対処法など、多くのイラストとともに書かれています。初めての方も気楽に手をとって理解を深められるでしょう。
初心者の方々にとってマインドフルネス瞑想を継続することは、とてもハードルが高くなりがちですが、うまくできないときのチェックリストもあります。独学で実践したい方には、迷ったときに指南してくれる手引書のような本です。
初心者やさらに理解を深めたい方におすすめのマインドフルネス瞑想入門本

吉田昌生 著
WAVE出版 発行
ヨガ講師でもあり一般社団法人マインドフルネス瞑想協会を立ち上げた著者によってマインドフルネス瞑想について理解しやすく書かれています。マインドフルネス瞑想の基本から、瞑想を深める実践のためのコツなどについて丁寧に説明されているため、初めての方からマインドフルネス瞑想を既に実践している方まで理解を深めることができます。
また著者自らの声で録音した付属のCDも集中を促す落ち着いたトーンの声で聞き取りやすく、すぐにマインドフルネス瞑想を実践できるためおすすめです。
世界的な禅僧による心あたたまるマインドフルネス本

ティク・ナット・ハン 著 池田久代 訳
春秋社 発行
ノーベル平和賞候補にもなったことがある世界的に知られるマインドフルネスの提唱者である禅僧ティク・ナット・ハン師による日常に活きるマインドフルネスを教えてくれる本です。具体的な日常生活での実践方法が、著者のあたたかな優しい言葉で綴られ、マインドフルネスの両輪となる慈悲や思いやりの重要性を伝えてくれています。
マインドフルネスブームによって忘れ去られがちな大切な心の在り方、生き方について思い出させてくれる、優しさと穏やかさを取り戻させてくれる名著です。
初心者にも理解しやすいマインドフルネスの本:まとめ

初心者の方々に理解しやすいマインドフルネス本厳選6冊をご紹介しました。
ここでの情報をきっかけに、是非書籍でマインドフルネスへの理解を高めてください。マインドフルネスを習慣化させれば、きっとあなたの人生の充実につながるでしょう。