「毎日、しんどい」「生きるのに疲れた」……そう考えてしまう人は、多くを背負い過ぎているからです。もっとあなたらしく生きるために捨てるべきものを捨てませんか?この記事では、今すぐにでもあなたが捨てたほうが良いものを紹介します。これをきっかけに明るい毎日を取り戻してください。
あらゆるものが溢れている時代。だから捨てることを考える

今の時代、ものも情報も溢れています。しかし、あなたの時間は有限。あれもこれも手に入れるのは難しいでしょう。「これ、いいな」「これ面白そう!」……そう思えるものが目の前にあっても、「時間がない」「お金がない」との理由で断念してしまう機会も多いのではないでしょうか。
心に関しても同じことです。あなたの心はすでにキャパオーバーなんですよ。考えることが、多過ぎます。自分で処理できる限界ギリギリを常に維持しながら生きていれば、「生きづらい」と考えてしまうのも当然です。
では、どうすればあなたらしく生きやすくなるのか? 答えは非常にシンプルです。そう、捨てることですよ。得ることばかり考えずに、捨てる大切さも考えてください。
いろいろなものを捨てられたとき、今までギュウギュウに詰まっていたあなたの心にスペースが生まれます。そうすれば、いろいろなことを余裕を持ちながら考えられます。キャパオーバーの毎日ともさよならです。今から行うのは、大掛かりな断捨離だと考えてください。
人生に疲れたあなたが捨てるべき4つのもの

では、早速あなたには4つのものを捨ててもらいます。それら全てを捨てられたとき、あなたの心は今までとは比べ物にならないくらい身軽になっているでしょう。紹介するものの中にはあなたが捨てづらいものも含まれています。それでも一度は捨てることを検討してみてください。
これまで「捨てずに持っていて当たり前」と思っていたものを捨てる検討をすることに大きな意味があります。
捨てるべきもの①:情報
まず、あなたが捨てるべきものは『情報』です。「テレビを捨てたら、生活が快適になった」……そんな言葉を聞いたことはありませんか?おそらく、今のあなたの毎日は情報で溢れていることでしょう。テレビ、ネット、新聞、雑誌、SNS……これらの中には、明らかに『必要のない情報』が多分に含まれています。その必要のない情報をシャットダウンさせられれば、あなたの心には幾分かの余裕が生まれますよ。
ここまで情報に溢れた世の中だと、「どの情報を信じるのか」と精査しなくてはなりません。全てを鵜呑みにしている人はいないでしょうから、あなたも無意識のうちに情報に優先順位をつけているはずです。それなら、優先順位が下のほうの情報はそもそも手にする必要がありません。
人によっては「テレビからの情報はいらない」となりますし「ネットからの情報はいらない」と考える人もいるでしょう。何を「いらない」とするのかは、あなた自身で決めれば良いです。ただし、今の段階でキャパオーバー気味なら、何かしらの情報を捨てる必要があるとは強く意識してください。
SNSに向いていないなら、さっさとやめよう
とくに付き合い方を考えたほうが良いのは、SNSです。SNSから得られる情報が毒にしかならない人は大勢います。SNSを開いて「楽しい」と思えるより、嫉妬の感情が先に芽生える人は、そもそもSNSに向いていません。キッパリとやめるのも1つの手です。
どうして、あなたの貴重な時間を他人のSNSのコメントのために一喜一憂しなくてはならないのですか?冷静に考えれば、もっとも馬鹿げた時間の使い方でしょう。
捨てるべきもの②:固定観念

誰にでも「これが当たり前」「普通」とつい考えてしまう固定観念があります。実は、この固定観念もあなたを生きづらくする原因の1つです。
固定観念に縛られていると「やらなければならない」と感じることが増えます。やらなければならないことのために膨大な時間を費やせば、本当にやりたいことに時間を使いにくくなるのです。
しかし、よく考えてみてください。時代は日々変化しています。かつての固定観念が通用しないケースも多いことは、あなたも薄々とは気づいているでしょう。
今の時代には通用しない固定観念のために、大量の時間を使っていると考えたらどうでしょうか?馬鹿馬鹿しいことこの上ありません。しかし、この可能性は大いにあるのです。全ては固定観念を疑わないせいです。
たとえば、学歴。たしかに、かつては学歴至上主義の時代がありましたが、現在でもそうでしょうか?さすがに、今の時代に「学歴こそが全てだ!」と声を大にする人は少数でしょう。そして、学歴至上主義の人たちが「考え方が古い」と言われてしまうのも、容易に想像できます。
考え方のアップデートが必要
現在ではさまざまな働き方があり、その多くは学歴を必要としません。働き方だけではないです。恋愛の仕方、遊び方、友人との付き合い方……あなたの人生に関するほとんどに関して、考え方のアップデートが必要でしょう。この考え方のアップデートが出来ないと生きづらく、自分の人生に疲れやすいのです。
親の言いつけや組織のルールをきちんと守り続けてきた人ほど、この状況に陥りやすいので注意してください。親が「良かれ」と思ってあなたに告げた言葉も、組織が決めたルールも、過去の価値観で決められたもの。現在では通用しないものも多いのです。
何があなたを生きづらくさせているのか?……これをよく考えてみてください。あなたを生きづらくさせているものを、あなたは「やらなければならないこと」と勘違いしているだけかもしれません。
捨てるべきもの③:人をコントロールする意識

人生の悩みのほとんどは人間関係と言われています。人間関係がうまくいっている人は悩みも少なく、「生きづらい」「人生に疲れた」とは考えにくいのです。あなたが「生きづらい」と考えるのなら、あなたにも人間関係の悩みがいくつかあるのでしょう。
さて、この人間関係の悩みですが……原因が『相手をコントロールしようとしているから』であるケースが少なくありません。人間関係に関する悩みから解放されるために、あなたには相手をコントロールする意識を捨てて欲しいのです。
コントロールしたい気持ちは無意識
「相手をコントロールしよう」と自覚がある人は多くありません。ほとんどの人が無意識のうちに相手をコントロールしようとします。そして、相手が自分の思うように動かないとイラつき、ストレスを抱えます。相手を敵のようにも考えてしまうでしょう。
よく考えればわかるのですが、あなたがコントロールできるのはどれだけ頑張っても自分だけです。自分をコントロールすることさえ難しいと知ってください。そして、自分で自分をコントロールするのは、むしろ良いこと。大事なのは他人のコントロールではなく、自分のコントロールです。
捨てるべきもの④:恐れからの行動

人は誰でも多かれ少なかれ恐れや不安を抱えているもの。しかし、その恐れや不安が行動理由になってしまうと、人生に疲れやすくなってしまいます。恐れや不安からの行動は、マイナスを避けるための行動です。たとえば、「バイトをしないと生活ができなくなるかも」と考えてアルバイトを探す。この「◯◯になってしまうかも」と不安を感じての行動が、あなたの心をネガティブにしてしまいます。
一度、ネガティブな気持ちが心を占めてしまうと、なかなか抜け出せません。ポジティブ思考よりもネガティブ思考のほうがより長い時間、心に滞在するものだからです。
また、常に恐れや不安を抱えていると楽しいことを考える気力が失われます。楽しいイベントに参加しているはずなのに心から楽しめない。そんな経験があるでしょう。それは目の前のイベントではなく、恐れや不安のほうを心を向けているからです。
考えているのは『起こってもいない未来』の話
「恐れるのはやめなさい」「不安を感じるのはやめなさい」と言われても、なかなか難しいでしょう。でも、よく考えてみてください。恐れや不安のほとんどは『まだ起こっていないこと』のはずです。
つまり、未来の心配のために現在のあなたが苦しんでいます。この考え方は、多くの成功者が行っているマインドフルネスの考えである『今を生きる』とは、真逆の発想。成功者や幸せな人と真逆の発想で生きていれば、生きづらくなってしまうのも当然ではないでしょうか。
いきなり恐れや不安を無くすのは難しいです。でも、行動する前に自分の行動理由を一度考えることならすぐにできるでしょう。「まだ起こってもいない恐れや不安のために行動しようとしている」と気づきがあれば、少しずつあなたの行動も思考も変わっていきます。
持たなくて良い義務感も捨てる
また、同じように危険なのが義務感です。「私がやらないと」と義務感を感じての行動は、あなたを幸せにしません。もちろん、本当にやらなければならないケースもあるでしょう。しかし、あなたが義務感を感じているうちのいくつかは、べつにあなたがやらなくても良いことです。義務感を感じたら、本当にあなたの義務なのかどうなのか、一度立ち止まって考える習慣を持つと良いでしょう。
手放す・捨てるためのトレーニング

さて、ここまで4つの『捨てるべきもの』を紹介しました。きっとあなたは「どれも難しそう」と感じたのではないでしょうか。たしかに、捨てるべきものを捨てるのは簡単ではありません。時間もかかりますし、トレーニングも必要です。
トレーニング①:原因を知る
あなたを不幸にする原因が、あなた自身にあることはほとんどありません。原因のほとんどが、あなたの外にあります。ただし、あなたが不幸になっている原因を知らなければ、離れることも捨てることもできないでしょう。だから、まずは不幸の原因を知ってください。よく考えれば、あなたが不幸になっている原因がなんなのかがわかります。
あなたを不幸にする原因を知ったら、捨てられるものなのかどうかの判断です。もちろん捨てられるものなら捨ててしまいましょう。安易には捨てられないものだったときは、その原因との付き合い方を考えます。完全には捨てられなくても付き合い方を変えれば、あなたのストレスを大幅に減らせる可能性が出てくるのです。
トレーニング②:全て捨てられないのなら減らす
あなたの心が疲れてしまうのは、キャパオーバーが1つの原因です。ですから、自分自身のキャパシティを超えないように背負うものを減らす努力をしてみましょう。いちばん即効性があるのが、目にする情報を減らすことです。
- たいして親しくもない相手のSNSを見る時間
- 興味もないワイドショー
- 惰性で買い続けている雑誌
これらに触れる時間を減らせば、その分あなたの時間にゆとりが生まれます。なるべく多くのゆとりを作れるように動いていきましょう。
トレーニング③:なんでも自分で選ぶ癖をつける
上手に『捨てる』ためには、上手に『選ぶ』必要があります。人から選んでもらったものや与えられたものは、あなたの負担になりやすいのです。だから、なるべく多くを自分で選ぶ習慣を身につけてください。選ぶ習慣は、捨てる習慣につながります。また、なんでも自分で選ぶようになれば、キャパオーバーも起こしにくくなるでしょう。
人生に疲れたあなたが捨てるべきもの:まとめ

この記事では「人生に疲れた」「生きづらい」と感じるあなたに向けて、いくつものアドバイスをお届けしました。しかし、これらの全てを受け入れる必要はありません。それこそ、キャパオーバーになってしまいます。また、『捨てるのは良いこと』と理解できても、実行するのは大変です。「実行しなくちゃ」の気持ちがあなたの重荷になってしまえば、それこそ本末転倒でしょう。
だから、『今の自分には、いろいろと捨てる必要がある』とだけ、覚えておいてください。具体的な行動は、心と時間に余裕があるときで良いです。この意識を持ち続けるだけで、あなたの人生は良い方向へと進み始めます。