会うたびに嫌な気持ちにさせられる。劣等感を植え付けてくる。……そんな人があなたの周りにいませんか?もしもいたら、その相手との関係はストレスでしかないでしょう。でも、大人ならそんな相手とも関わらなければならないケースも少なくありません。
あなたに劣等感を与える人との時間を、もう少しマシなものにしたいと思いませんか?ここで彼らとの上手な付き合い方をここで紹介します。
劣等感を与える人とはどんな人?

それパワハラでは?あなたにダメ出しばかりする人
会うたびにあなたにダメ出しをして劣等感を与える人がいたとします。相手の行動が限度を超えたものなら、それはパワハラに該当します。たとえば、他の人がいる前で叱責されるとか、業務に関係ないことで人間性を否定されたとか……。
厚生労働省が委託して運営いているNOハラスメント明るい職場応援団というメディアがあります。ここでは、どういう言動がパワハラに相当するのか、パワハラかもしれないと思った場合の相談先についてまとめてあります。一度、ご覧になってください。
もしも、相手の言動がパワハラに該当するのであればうまくやっていく方法を模索するより、離れましょう。相手が職場の人間なら、人事に相談できるかもしれません。
相手に非はないけれど劣等感を与える人達

相手がパワハラをする人なら、話はシンプルです。しかし、全てがそうではありません。相手に特別な比がないのに、あなたが劣等感を抱いてしまう。そんなケースもあります。
たとえば、恋愛がうまくいかない人は、いつも恋愛がうまくいっている同性の友人に劣等感を抱いてしまうかもしれません。同じように学歴コンプレックスを抱えている人は、高学歴の友人に劣等感を抱くかもしれません。他にもスタイルが良い友人や、話上手の友人に劣等感を抱くケースもあります。
全てにおいて優れている人など存在しません。だから、相手が自分より優れている部分ばかりに目を向けてしまうと、どうしても劣等感を感じやすいのです。
劣等感を悪いものと思い込みすぎないで

劣等感は、そもそも悪いものなのでしょうか?
相手と自分とを比べて「自分の方が劣っている」と感じたのが理由で、行動を起こす人は一定数います。たとえば、今まで散々太り続けてきた人が、劣等感をきっかけにダイエットを始めることもあるでしょう。劣等感を起爆剤にしてダイエットを成功させた人は、たくさんいます。
ただし、全ての人が劣等感をモチベーションにできるわけではありません。中には、ただ落ち込んでしまうだけの人もいます。劣等感と向き合うときには、自分がどういうタイプなのかを知るのが大切です。
自分の理想が高すぎる完璧主義者

もしもあなたが完璧主義だったら、欠乏に目がいきやすいので劣等感を感じやすいです。自分の良い部分よりも良くない部分が目に付くのなら、注意してください。
完璧主義者の理想は非常に高いです。高すぎる目標は達成するのも困難ですから、何をしても満足感は得にくいです。
完璧主義が原因で劣等感を抱いたり、生きにくさを感じているのなら、まずはハードルを下げることを意識してください。本当に毎回毎回、100点が必要ですか?70点でもOKを出せるようにして、70点を取れた自分を褒められるようになれば、随分と生きやすくなりますよ。
ないものじゃなくあるものを探す

あなたは自分の長所を欠点だと考えているのかもしれません。たとえば、自分に自信がないのは言い換えれば「謙虚」です。優柔不断で決められない性格も、周りとの調和を大事にする性格と言えるでしょう。
長身をコンプレックスに感じている女性も長身を長所だと思えるようになれば、高身長を活かす服装を着るようになります。堂々とするだけで「スレンダー」な体型を活かすことができるでしょう。
あなたには長所がたくさんあります。自分の長所を長所と認めていないだけですよ。まずは、もっと自分と向き合ってください。そうすれば、劣等感を抱く機会は随分と減りますよ。ストレスもなくなり生きやすくなります。