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ネガティブな感情を軽くする5つの方法

「嫌なことが頭を占めてなかなか離れない」……そんな人も多いでしょう。ネガティブ感情に包まれている人は、好きでネガティブなことばかり考えているわけではありません。でも、そんな状態が続けばあなたがつらいだけではなく、あなたの周りから人が離れていってしまう原因にもなりかねません。

なるべく心を軽くして毎日を明るく過ごしたい。そう願うなら、是非この記事をお読みください。ネガティブな感情を軽くするためのコツを5つ紹介します。

ネガティブな感情を作っているのは自分

自信がない

あなたは反論するかもしれません。でも、聞いてください。今のあなたのつらい状況を作ってしまったのは、あなた自身です。もちろん他にも明確な原因があるのでしょう。だから、あなたは「自分のせいではない」と思ってしまっています。

つらい思いをしているあなたに追い討ちをかけるように責めているのではありません。ただ、現状を理解して欲しいのです。まずは、「今のつらい状況は自分が作ってしまった」……そう、認めるところから始めましょう。その上で、あなたの心が軽くするためのアドバイスをさせていただきます。

ネガティブな感情の原因は過去?未来?

今、あなたが苦しんでいる原因は、いつ起こったものなのでしょうか?まず、過去に原因があったケースを考えてみましょう。過去の出来事であなたは苦しんでいる……たとえば、このような原因が考えられます。

  • 上司にひどい叱られ方をした
  • 恋人に振られてしまった
  • 信じていた人間に裏切られた

このような出来事がずっとあなたの心を捕らえ続けている……。気持ちを切り替えたくても、なかなか切り替えられないケースです。

さて、過去に起きてしまった現象であなたが苦しんでいるとき、おそらく何度もその『嫌な出来事』を思い返しているのではないでしょうか?「あんな言い方しなくてもいいのに……」と相手の言葉を思い出し、何度もつらさを味わい尽くす。思い出さなければつらさを感じないのに、あえて思い出しています。

また、思い出したところで事態は何も好転しません。むしろ、他の物事への手が止まるため、事態が悪化してしまう可能性まであります。

まだ起きていないものに悩んでも仕方ない

続いては、あなたが苦しむ原因が未来にあるケースです。

  • 上司に叱られそう
  • 恋人に振られそう
  • 信じている人間に裏切られそう

たとえば、上記のような心配事につらさを感じるケースですね。もちろん「そうなってしまいそう……」と考える強い根拠があるのでしょう。しかし、全てがまだ起きてはいないことです。嫌な予感は、起こらない可能性だってあります。

過去や未来への不安は、あなたをどんどんネガティブな感情にさせる

過去に起こってしまった嫌な出来事を思い出し、「つらい」と感じる時間がどのくらいあるでしょうか?同じように、まだ起きてもいない「心配事」に思いを馳せて、「つらい」と感じる時間がどのくらいあるでしょうか?

これらの時間が長ければ長いほど、あなたはどんどんネガティブになっていきます。いちばんの問題はここです。

あなたのネガティブ思考が周囲に知られれば、周囲の人達がどのような反応をするのか想像してください。あなたを心配して優しくしてくれる人も、少数はいるでしょう。しかし、大多数はあなたから離れていきます。人が離れていけばあなたはまた「つらい」と感じてしまいます。

あなたのネガティブな感情を軽くする5つの方法

発芽

ネガティブ思考をやめるためにはポジティブ思考になるのが最善ですが、そう簡単ではありません。ですから、ポジティブになる方法ではなく、まずはネガティブを頭から追い出して心を軽くする方法を提案します。

ネガティブな感情を軽くする方法①:身体を動かす

身体を動かしているときに嫌なことばかり考えている人は、ほとんどいません。身体を動かすことに意識が向いてしまうからです。ジョギングでもダンスでも、それこそその場でのジャンプや体操でも良いので身体を動かしてみましょう。たとえ一時的であっても、身体を動かしている間は嫌なことを考えずに済みます。

同じようにストレッチも有効です。ストレッチで身体をほぐせば、心もほぐれてきます。マッサージも身体をほぐしてくれますが、人任せのマッサージではなく自発的なストレッチのほうがより効果が高いです。

運動で疲れるのが嫌なら、とりあえず外に出るだけでも良いです。ずっと部屋にこもっていると、ネガティブ感情は増えていくばかり。外の新鮮な景色を見て、新たな発見をしてみてください。あまり行ったことのない場所に行くとリフレッシュ効果はより高いです。

ネガティブな感情を軽くする方法②:呼吸を意識する

身体を動かせる環境がないのなら、呼吸を意識してみましょう。深く息を吸って、深く息を吐く。これだけであなたの心はだいぶ落ち着きを取り戻します。

もっと本格的に行うのであれば、アロマやマインドフルネス呼吸法を取り入れると良いでしょう。マインドフルネス呼吸法の詳細は下の記事をご覧ください。

自然
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ネガティブな感情を軽くする方法③:姿勢と表情を意識

実は、ネガティブ思考をしているときの多くが、背筋を曲げています。逆に考えれば、背筋を伸ばす癖をつければネガティブ思考になりにくいのです。心と身体はとても強くリンクしていますから、ネガティブ思考になりにくい姿勢を意識するようにしましょう。

猫背の人がネガティブ思考になりやすいのもまったく同じ理屈ですから、猫背はなるべく早く直したほうが良いですね。猫背のメリットがあるのなら別ですが、猫背にメリットは何ひとつないです。

意識的に笑顔を増やすのも、同じように効果があります。無理矢理でも明るい表情を作るように、意識してみましょう。明るい表情を増やせば、心も明るくなります。

ネガティブな感情を軽くする方法④:感謝を増やす

男性 笑顔

周囲の人を観察してみてください。「ありがとう」の量は、人によって顕著に変わります。何かあるたびに周りに感謝の言葉を伝えている人、どれだけ人に世話になっても感謝の言葉1つもない人……どちらのタイプもあなたの身近にいるでしょう。

当たり前ですが、人間関係が豊かなのは前者です。人生を楽しめているのも前者です。ネガティブ思考になりにくいのも前者でしょう。

ここまで理解できるのなら、「ありがとう」の量を増やすことです。大袈裟でもなんでもなく、これまでまったくお礼を言わなかった人が積極的に「ありがとう」と言うようになれば、人生は一変します。

「ありがとう」の習慣化

意識的に「ありがとう」を増やすと、やがて自然と「ありがとう」の言葉が出てくるようになります。さらに、これまでは『やってもらって当たり前』と思っていたことにさえ、感謝するようになるでしょう。たとえば、このような感じです。

  • タクシーから降りるときに「ありがとう」
  • コンビニで商品を受け取ったら「ありがとう」
  • 郵便配達をしてもらったら「ありがとう」

こういう話をすると、聞いた人の反応は真っ二つに分かれます。「お礼を言うのは当たり前でしょう」と言う人。そして「彼らは仕事でやっているんだから、お礼を言う必要はない」と主張する人。「ありがとう」が習慣化されている人とされていない人の違いです。

後者を否定するつもりはありませんが、前者のほうが人生楽しそうに感じませんか?

ネガティブな感情を軽くする方法⑤:物を捨てる

物を捨てる……いわゆる断捨離です。物を捨てると、自分の中にある『嫌な感情』も一緒に捨てられます。とくに嫌な感情の原因に紐づくような物をまだ持っているのなら、さっさと捨てたほうが良いでしょう。たとえば、嫌な別れ方をした恋人からもらったものなど、持っていればあなたのネガティブ感情を引き起こす原因にしかなりません。

なかなか物を捨てられない人もいますが、一度物を捨てる癖をつければ必ずできるようになります。捨てる大切さは、なるべく早く身につけたほうが良いです。

ネガティブな感情を軽くする5つの方法:まとめ

ティータイム

ネガティブから抜け出すために、心を軽くする方法を5つ紹介しました。「これなら自分にもできそう」と思えるものから始めてみてください。大事なのは続けることです。続けていけば、必ずあなたの心に変化が現れます。その変化はやがて周囲の人にも伝わり始めるでしょう。

「最近、変わったね」……そう言われる頃には、きっとあなたのネガティブ思考はずいぶんと治まっています。それこそ、「ネガティブな状態から抜け出したい」と悩む時間すら、ほとんどなくなっているでしょう。

この記事の著者

Mentally 編集部
Mentally 編集部 Posted on

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